嚥下のしくみから正しい介助方法を学ぼう
医療法人三紲会 摂食嚥下部門主任 井出浩希による公開講座 「嚥下のしくみから正しい介助方法を学ぼう」を、12月7日に寿楽苑様にて開催させていただきました。
前回の文化会館での講演会に参加されていた寿楽苑のケアマネジャ様が、摂食嚥下の知識の重要性を感じて下さり、古川でも開催してほしいとの要望により実現した講演会です。
会場は満席で寿楽苑のスタッフ様や、外部の理学療法士様、看護師様、ケアマネジャ様、栄養士様など、たくさんの職種の方々、約60名が参加して下さいました。
最初に医療法人 三紲会 理事長の山下直哉による嚥下内視鏡の実演があり、喉の様子を実際に見ていただいてから、講演会は始まりました。
「高齢者が食事が食べられなくなるのは、仕方がないのでしょうか?」「なぜ食べられなくなるのでしょうか?」
などの疑問にお答えする、実演とパワーポイントの説明付きの講演会でした。
「食べられなくなれば、低栄養になり、全身の機能はもちろんのこと、嚥下機能も低下し、さらに食べられなくなるという悪循環が生じます。そうなる前に、嚥下機能を的確に判断し、その方にあった食事姿勢や食事形態で食べられるような工夫をしていくことが大切なのです」と締めくくり閉会しました。
参加者様は、実際の利用者様を思いながら、聞いて下さいました。実際にどのような対応がよいのかなどのご質問や、VE検査を導入したいとのご意見も多数いただきました。
12月 12, 2016 1:31 pm カテゴリー: セミナー